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1.供給エア圧力を上げる。
ロッド引き側空圧配管ポートはP4ポートですので、他の空圧配管ポート(P1,P2,P3ポート)はエア圧力を上げる必要はありません(省エネ)。
→対策:コンプレッサーからの供給エア圧力を上げられない場合は、増圧弁を用いて供給圧力を更に上げる。
2.空圧配管は「太く」、「短く」。
供給側エア、排気側エア共に流量の確保がスピードに直結します。
3.空圧機器は適正なサイズを選定。
空圧配管と同じく、電磁弁、レギュレータ、サイレンサー、継手などの機器もシリンダのサイズ、空気消費量に見合ったサイズとしてください。
4.負荷質量(ジグ、金型、プレート)は軽く。
ピストンロッドの引き込み力が同じ場合、負荷質量が重いほど上昇スピードは遅くなります。
軽くできない場合には、供給エア圧力を上げる等の方法があります。
5.エアシリンダ等の設置により、上昇補助を行う。
シリンダの上昇推力が不足の場合、エアシリンダ等で負荷重量の持ち上げ推力を補助することでスピードは速くなります。
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